Archive for 4月 2012

防災シンポ

1月に東北から建築家を招き、徳島市で意義深い防災シンポジウムが行われました。シンポの翌日、みなさんと徳島の先人の知恵を語る環境や建築遺産を巡り、吉野川と第十堰を案内しました。その時の出会いをJIA(日本建築家協会)マガジン3月号、四国便りに「東北の建築家に学ぶ防災シンポジウム」として報告させていただきました。クリックしてご一読ください。

 

第十堰改修・保全案のイメージスケッチ                                    1997年作成

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人と大きな自然の営みが出会う魅力的な場所に、

水害防備を兼ねた季節感漂う樹林帯と青石組みを生かして、生態系豊かな水環境をつくる。

川遊びを通じて環境教育や、地域遺産を知る楽しいフィールドミュージアムの場にしていく考えはどうでしょうか。

 

冬の吉野川

高越山(こうつさん)と吉野川。広い川原と竹林の水害防備林に縁取られて、ゆったりと水が流れる。

高越山はこの地域の聖山で、おこうつさんと親しまれ、阿波冨士ともいわれる。

20年近く前、脇町の家でその存在の美しさを知る。地域から住まいへ、意識を大切にしたい。

 

城郭建築

高知城を訪ねた。城塞は、その地域を統治する存在そのもので、軍事・防御と統治機能に知恵をいっぱい働かせつくられている。その土地の地形、地理や風土から生み出される独特な空間と、当時の優れた技術や建設力、城塞の仕掛けや空間的仕組みを読み取るのは楽しい。

遠く離れた国でも共通した空間的仕掛けが結構見出せる。ジャイプール、ファテプルシークリー、ゴルコンダをはじめ、インドあちこちの城塞を巡ったときを思い出す。命をかけて精魂込めてつくられたものは、時代や国、機能を超えて、人の営みと美を伝えてくれる。

 

穴太衆(あのうしゅう)による石垣と絶妙な城郭の配置

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な防御的仕掛けが美しい空間をつくっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁のない書院づくりの間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リズムをつくる階段広場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野面積みが美しい。高知は雨量が多いので、崩れにくく排水能力が高い積み方をしている。

 

旭天神の家

高知市にある高台の丘の上に、さくらがいっぱい咲く小さな公園があります。

そのすぐ下で、再生住宅が出来上がります。

天窓を開けると気持ちのいい風がスーと抜けていきました。

住まいのアプローチは、車が入らない斜面の狭い路地ですが、人が行き交い、

家々の佇まいを温かく感じ、景観の変化に富む魅力的な路地空間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高知城からその丘を望みました。

西陽を受け逆光の中でしたが、正面遠方に見つけました。

城に上がると城下町がつくられた時代へと想像が拡がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徳島・三加茂の家

吉野川上流域、三加茂の家建築現場で養生シートがはずされた初風景を見ました。

背後の流れる吉野川の竹林と山々、郷土の恵まれた風景を改めて感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場からの帰り、西陽を受ける吉野川沿いに、北岸の河口近くまで下りました。

車窓から思わず写真を撮ってしまいました。右岸の方に徳島市街が見えます。